飲食店でおすすめメニューは何のためにあるのか?
おすすめメニューを毎日考え作成して提供する事が飲食店の当たり前の流れとしてあります。
しかしこのおすすめメニューは、なぜ必要なのか?を知らずしておこなう事は無意味です。
おすすめメニューがなぜ必要なのかを書いていきます。
おすすめメニューが無い飲食店は少ない
そもそもなぜ飲食店で必ずと言っていいほど「本日のおすすめ」があるのか?
それは様々な目的があります。
fa-arrow-circle-rightお店の売りをわかりやすく売り込む為
fa-arrow-circle-right本日中に売り切りたい商品がある為
おすすめメニューの目的はこの3つの理由に分類されます。
今日の目玉商品を目立つようにする為
メニューには、グランドメニュー・ドリンクメニュー・おすすめメニューの3パターンに分かれることが多いです。
グランドメニューの中だけではお店のウリの商品が伝わりづらいため、おすすめメニューに重複してのせる事をオススメします。
おすすめメニューの本日の目玉商品は、今日自信のある料理をお客様に食べてもらいたい場合、左上に大きくのせれば大体注文してくれます。
お客様に食べてもらい満足できる商品を必ず一番左上に持っていきましょう。
お店の売りをわかりやすく売り込む為
ホール側の接客でお客様に売り込む流れは、おすすめメニューからトークするのがセオリーです。
お客様にお店側から操作して美味しい料理を食べてもらう為に絶対的に必要な取り組みです。
お客様に勧められた商品が美味しかったと言われれば、ぐっと距離も縮まり再来店のきっかけになります。
ホール側のおすすめトークは重要なので必ず行いましょう。
本日中に売り切りたい商品がある為
お客様が注文する料理を操作できるという点で、売り切りたい商品を早めに出すことが原価ロスを防ぐ上で大切です。
お客様に材料が良い状態で食べてもらうためにもホール側と厨房側の連携を取り、毎日売切る目標に向かって営業に臨みましょう。
そのためには、毎日の朝礼や終礼が店舗で不可欠です。
お店の損失を防ぐ事とお客様を喜ばせること両方を獲得することが大切です。
お互いWIN-WINの関係でいきましょう!
おすすめメニューがあると接客のきっかけになる
接客をしていて「本日のおすすめは何ですか?」と聞かれる事多いと思います。
新規のお客様はあなたのお店で何を食べればいいのか?わからないものです。
そんな中店員が自信をもって本日のおすすめの中から2~3点おすすめ出来たらお客様との距離がグッと縮まります。
新規のお客様に対しては親身な料理説明が大切です。
ホール側の教育はその点を重要視して行いましょう。
おすすめメニューは常連のお客様の為にする販売促進ツール
飲食店のおすすめメニューの本当の目的は、「常連のお客様を飽きさせない」為にするものです。
毎月毎週食べに来てくれる常連様に「旬の食材」や「限定メニュー」「希少価値の高い食べ物」などその時しか食べれないレアな料理を提供するのが目的となります。
新規のお客様は「美味しい」や「安心」を求めて来店してきます。
常連のお客様にとっては「安心」になれてしまい「刺激」が欲しくなってくるものです。
それが、他の飲食店への浮気につながります。
常連のお客様を浮気させないために「おすすめメニュー」で刺激的な旬の料理を食べてもらい飽きさせない空間を作り続けるのです。
常連のお客様の中には、他の飲食店に浮気をしても戻ってきてくれるお客様もいます。
しかし、全てのお客様が戻ってくるとは限らないため、常連のお客様が浮気しないようにお店のおすすめ料理には気をつけて営業しましょう。
おすすめメニューには旬の食材を入れる事
おすすめメニューを作るにあたり大切なことは、「旬の食材」を使うことです。
今、この時期にしか食べられない食材を最高に美味しく食べれる調理方法で食べてもらう。
他店でも同じようなおすすめメニューを考案しているので負けずに鮮度感を売りにしましょう。
産地や鮮度など、他のお店よりもこだわった食材を使用することで差別化が出来ます。
ほかの店とはここが違うという点をおすすめメニューに記載することで美味しさへの演出にもなります。
常連のお客様に「今日はこんなのが入ってます」の一言が言えるか言えないかが、常連のお客様を浮気させるかさせないかの大きな違いになるので従業員に教育していきましょう。
外部への販促も忘れず行う事
本日のおすすめはあくまで内部強化の為の取り組みです。
新規で来店されたお客様の7割はリピーターにならないと言われてます。
残り少ない3割のお客様が常連化してくれ、そのお客様を大切に営業することにより次第に常連のお客様で溢れかえるお店になります。
常連のお客様ばかりのお店は営業が安定し、従業員にも安心感が生まれます。
そんなアットホームなお店づくりを目指しましょう。