飲食店でザルの状態とは?
飲食店を運営していてザルの状態とはどんな状態の事を言うのか?
それは、新規のお客様に食べに来てもらっても、「美味しい」「また来たい」と思ってもらわなければいつまで経っても常連化になりません。
このように新規のお客様が来店されてもリピーターにならない状態をザルと言います。
器に水が溜まらない状態で穴が空いていると言うことです。
ザルの状態から脱却するには?
ザルの状態とは、飲食店の基本が出来ていないことを示します。
料理が美味しい
接客が良い
価値観
この3つが飲食店の基本です。
どの料理を食べても美味しいが一番の大前提です。
メニューで何をオーダーするかはお客様次第です。
1.ある時は、自信のある料理ばかり注文してくれるお客様
2.ある時は、滅多に注文されない自信が無い料理ばかり注文するお客様
毎日何を注文されるかは、基本的にはランダムです。
1番のお客様は、またあなたのお店を利用してくれる確率が高いです。
2番のお客様は、多分もう来ないでしょう。
このわかりきっている答えに順応出来ないのは、飲食店として致命的です。
毎日一組でも多くのお客様を満足させる料理を、提供する事が飲食店の使命です。
お金を頂いて対価として料理を提供しているため当たり前の事です。
だからメニューの料理は、全て自信のある料理しか提供してはいけません。
接客も同じです。
ご来店されたお客様一組一組大切に接する事が仕事です。
中にはクレーマーもいますが、基本的にはお客様を大切にすることを心掛けて下さい。
最後に価値観とは、商品と価格帯が合致しているかという点です。
いくら美味しい料理でも価値観が伴わず高いと思われれば再来店は難しいでしょう。
まずは、ザルの状態からの脱却が大切
毎日の営業の中で自分から「ザルの状態」に気付くことはほぼありません。
それは、みんな自分のお店に自信を持っているからです。
人はアドバイス受けることを嫌います。
しかしそれが自己成長を止めているのです。
ザルの状態に気付くには?
では、自分の店が「ザルの状態」だと気付く為にはどうすればいいのか?
それはお客様の声に耳を傾ける事です。
fa-checkレジにて生の声を聞く
fa-checkSNSの書き込みを見る
fa-check覆面調査してもらう
実はこの5つしかあなたのお店に対して正直な感想を聞くことが出来ません。
店内アンケートを書いてもらう
「アンケートのご協力お願いいたします」と飲食店で食事していると言われることがあります。
まさにそれです。
アンケート用紙をただ卓上に置いておくだけでは、誰もアンケートに記入してくれません。
積極的にアンケートを書いてもらえるように声かけしていきましょう。
記入率が上がらない時は、記入後の特典をつけると記入率が上がりますので参考までに
レジにて生の声を聞く
お会計の時に「本日のお食事どうでしたか?」と一言そえるだけの簡単な作業です。
もちろん生の声をキチンとメモして後々確認出来るようにしてください。
SNSの書き込みを見る
今の世の中SNS(ソーシャルネットワークサービス)で口コミを読む時代です。
わざわざグルメ雑誌を読まなくてもお店の生の評価点を見ることが簡単に出来ます。
気軽な気持ちで書いている人がほとんどで本音を聞き出すことが可能です。
覆面調査してもらう
経費がかかる事ですが、プロの覆面調査に依頼するというのもひとつの手です。
覆面調査の目的はあくまで現状のお店の状態を知ることが目的で、お客様を呼ぶための販促とは繋がりません。
ザルの状態を見つけるのが目的となります。
信頼できる飲食店のプロにアドバイスをもらう
覆面調査と少し被りますが同じく「その道のプロに聞く」という手もあります。
繁盛店を持っている人の売れるツボを教えてもらえる絶好の機会です。
そんな知り合いがいるなら積極的に行動を起こしましょう。
飲食店の基本「料理と接客」のクオリティをどの様にして上げていくか?
お客様の生の声を聞いたら改善点が見えて来ると思います。
実際に料理の評価が高くない場合は、お店の料理開発のために決断が必要になります。
fa-arrow-circle-rightメニューを変える
fa-arrow-circle-right価格帯を調整する
fa-arrow-circle-right同業態の視察をする
上記の4点があげられます。
あなた自信が料理を作っているのならば勉強して調理技術をあげるしかありません。
現状のあなたの料理が美味しくないことを認めてください。
もし、メニューの出数に片寄りが在るのならばより専門的に出る商品群へと絞り混むのも大切です。
料理の修正はやり方次第ではすぐに改善出来ます。
食べに来るお客様の信頼回復の為にもすぐに取り組んで下さい。
接客については特別な事は必要ありません。
ただ真剣にお客様と向き合い営業することを心掛けるだけで必ずお客様に伝わります。
マニュアル通りの接客されても心に響くことは、ありません。
ザルの状態からの脱却が出来たら
ザルの状態からの脱却が売れるお店への第一歩です。
いよいよ新規のお客様を呼び込む準備に入れます。
あなたのお店の事をまだ知らない人はたくさんいます。
お客様を呼び込むツールをキチンと選択して一度来店してくれたお客様を逃がさない営業をしていきましょう。